2007年10月27日  

しまなみ海道縦断2007
   レンタサイクルで楽しもう!

 気候も良くなってきて、友人が自転車を買ったというので、それならばしまなみ海道に行こうということで、この企画がスタートしました。結局、しまなみ海道に行く事になったのは、4人。これでは自分の自転車を持っていけないので、結局、現地でレンタサイクルを借りて縦断しようということになりました。

 金曜日の仕事が終わり集合し、尾道を目指しました。明石から高速道路を通って3時間弱で到着です。桜で有名な千光寺公園にテントを張って(夜中にこっそりと)朝を待ちました。
明日の天気も午前中は曇り、昼から晴れなので、秋晴れの中をサイクリングしたいっ!と思い、午前中に移動して昼からはサイクリングを楽しむ計画にしました。ということで、明日は、朝、高速バスで今治まで行き、自転車をレンタルしてもらい尾道を目指します。

 27日の朝、尾道駅前の港湾駐車場に車を停めてバスターミナルへ。バスは7:20出発です。

廃夕日を浴びて金色に輝く生口橋。

どんよりとした朝曇の中、晴れることを祈りつつ駅の西にある港湾駐車場へ。

四国(今治)行きのバスは、駅東のターミナルで乗り込みます。

高速バスなので、もっと豪華なバスかと思っていましたが、普通の市バスタイプでした。写真はバスの中です。

因島でバスを乗り換え、再び四国を目指します。こちらは、そのバスの中。ちょっと豪華です。

 今治駅でバスを降りて、サイクリングターミナルの「サンライズ糸山」までタクシーで乗り合わせて行きました。約2000円くらいとありましたが、1750円でいけました。まぁ交通事情もあるかと思いましたが参考まで。

受付でレンタル契約を交わし、外で自転車を受け取ります。私達は、今治で借りて尾道で返すので、保証金の1000円は返ってきません。

自転車は基本整備はされているようですが、もう一度チェック。ブレーキの遊びや空気圧、サドルの高さなど。おかしい所があれば言って自転車を交換してもらいましょう。写真は、空気を入れているところです。電動の空気入れがあります。

9:50出発です。ちょっと予定より遅くなってしまいましたが、ここから約80キロほどの道のりです。西のほうから晴れてきてるので、後半は秋晴れの中、気持ちいいサイクリングが楽しめると思います。

橋は高い所に架かっているので、ぐるっと螺旋をかくように上っていきます。勾配は自転車に合わせて作られているので、ちょっとしんどいくらいです。押して歩くほどではありません。

今治は造船が盛んです。走っていると、たくさん船を作るドックがありました。

いよいよ橋の上に出てきました。風が強いですので気をつけてください。また、向いからも自転車や歩行者が来るので景色に気をとられていると危ないですよ。気をつけましょう。

瀬戸内の小さな島です。走っていると良く見えます。ちょっとだけ紅葉している木がありました。大小様々な島が浮かんでいる瀬戸内海は、ホント綺麗です。

来島海峡を渡り終えた所。自転車のためにこのような道路を整備しているのは、ほんとうに「しまなみ海道」を楽しんでもらおうというすばらしい企画ですよね。

全長6キロほどの来島海峡をまずは渡ります。橋は中央が高くなっているので、橋の中央までは再び上りが続きます。

一般道との合流です。自転車用に、あちらこちらに看板や標識が設置されています。また、キロポストもあるので、距離や時間が把握しやすいですよ。

2番目の橋の「伯方・大島大橋」です。

 来島海峡を渡りきり大島に入りました。ここはしまなみ海道で一番しんどい峠超えがあります。尾道から走ってくると最後にこの峠越えが待ち構えています。今回は、四国側からなので、最初の元気のあるうちに峠越えです。峠を越えると、待ちに待った下りです。ほんと下りは楽しいな〜。その後、再び走り続けると・・・。

橋を走っていると、途中に島に下りる看板があります。これは「見近島(みちかじま)」へおりる自転車道です。

なんとこの島には無料おキャンプ場があります。それも、自転車と人しかいけないキャンプ場がっ!しまなみ縦断の途中にここで一泊するのもいいなぁ。なんて次の企画が頭をよぎります。

伯方島に渡り、道の駅「伯方S・Cパーク」で伯方の塩ソフトを食べました。後味に塩味がほんのり残ります。

この道の駅から見る伯方・大島大橋が綺麗です。絶好の写真ポイントですよ。

伯方島はすぐに走り終えてしまいます。10分ほどで次の大三島橋が見えてきました。

大三島橋はどっしりとした心象の橋です。

渡り終えて振り返ると先ほどの大三島橋が見えました。綺麗なアーチをしていますね。

次の多々羅大橋が見えてくると、橋のたもとに道の駅「多々羅しまなみ公園」があります。ここで昼食にしました。

レストランで食べた海鮮ビビンパと海鮮寿司です。(MO)

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公園内から多々羅大橋をバックに記念撮影。ちょっと寝転んで元気を蓄えてから出発しました。昼食が終わったのが13:30。まだ5分の2ほどしかきていません。ちょっとペースを上げなければ。

ちょっと晴れ間が見え出しました。この多々羅大橋はきれいな斜張橋です。まるでハープのようです。

橋の主塔の下に面白いものがあります。手を叩いたりすると音が主塔に跳ね返り長い間響いています。まるで天の龍が鳴いているように聞こえるため鳴き龍と呼ばれているそうです。

多々羅大橋を渡りきると広島県尾道市に入ります。尾道市に入るととたんに標識や看板を見かけなくなりました。写真は、耕三寺の手前です。自転車道がなく、車道を走るようになるため危険な地点です。

 正直な感想を言えば、生口島は街中を走ることが多くあり、あまり楽しいサイクリングとは言えませんでした。また、北側の海沿いを走るため、時期によっては風が強く、今回も向かい風を受けてクタクタになりました。

 疲れと街中を走るため、面白くないなぁと思って走っていると、次の橋「生口橋」が見えてきました。多々羅大橋同様、斜張橋で綺麗な橋です。これを見たとたん、疲れも吹っ飛びました。いい景色は人に元気を与えてくれますよね。

傾いた陽を背負って天まで延びる生口橋。あたりはすでに夕方の雰囲気です。生口橋を渡ると因島に上陸です。残す橋はあと1つ!

陽が射していても、汗もわずか。秋晴れの傾いた日差しの中、ゆっくりとペダルを漕いで橋の下を通っていきます。

因島島内も標識は少ないです。特に因島運動公園を過ぎると迷いやすいです。迷ったら走り続けずに地元の人や地図で確認しましょう。

16:30に予定通り最後の橋「因島大橋」に到着しました。このころには快晴!あと1時間ほどのんびりペダルを漕ぐことにしましょう。

因島大橋を渡りきり、振り返ると海が金色に。橋も照らされて輝いていました。まさに、ラストランに相応しい輝きです。これを見るために私達は走ってきたんだー。

金色の橋。透き通った青い空。そして私達。しずかな夕方の空気が私達を包みます。30を超えましたが、輝かしい青春の1ページのような写真です。

綺麗な金色の夕日を見ながら最後のペダルを踏み込みます。

向島からは渡船で尾道へ帰ります。尾道の対岸には、何軒かの渡船がありました。私達はどれでもよかったので、とりあえずここへ。

竜宮城のような運転台がある小さなフェリーに乗り込みました。自転車と人で110円でした。

尾道港にも夜が訪れます。ものの数分で尾道へ到着しました。泳いで渡れそうな距離ですからねぇ。

17:30尾道到着です。しまなみ海道縦走サイクリング、見事完走です。これから港湾駐車場のサイクリングターミナルに自転車を返しに行きます。

これが今回のMyチャリです。

 最初に車を停めた港湾駐車場のすぐ隣にサイクリングターミナルがあり、自転車を返却できます。ここは18:00までなので、なんとしても18:00までに尾道へ帰らねばなりませんでした。なんとか無事に30分前に到着できよかったです。途中、かなりゆっくりしたペースで走ったり、写真を撮ったりしたので、ゆったりしたサイクリングとなりました。これから行かれる方の参考になればと思います。体力のある中学生くらいなら十分いけると思いますよ。ただ、次の日はお尻がイタイイタイ・・・。

 今回のサイクリングに興味をもたれた方はぜひご連絡ください。アドバイスは多くはありませんが、計画のお手伝いができると思います。

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